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メンヘラおばさんの日常

もはや労働に対するPTSDではないのかと思う件

 こんにちは、メンヘラおばさんです。まだ障害者手帳の申請結果は届きません。これだけ遅いと、結果が届く前に治っちゃうじゃないかと期待しているのですが、その気配もありません。

 前職を休職したのが去年……じゃないや、おととしの8月です。あとふた月もしないうちに、休職から2年がたってしまうことになります。

 最初に新卒でブラックに入社してうつ病になったときには、たぶん半年ぐらい寝たきり状態だったと思うんですが(いちばんひどい時期の記憶がないのでよくわからない)、その後は人と会ったり、自力でバイトを探そうとしていたように思います。当時とくらべると、今回はあまりにも回復が遅いです。父曰く「病気になるまで我慢した時間の倍、回復に時間がかかるんだってよ」とのことですが(どこでそんな胡散臭い知識を仕入れてきたのか)、マジでこのまま老人になってしまうのではないかと思うと恐ろしいです。

 

 で、これ本当にうつ病だけか?という疑問がわきまして。

www.mhlw.go.jp 自然災害にも事件にも事故にも遭遇してないですけど、症状がすごく似てるんですよね……。

  • 向こうから歩いてくるおばさんが、そのままつかつかと近寄ってきて私につめ寄りわめき散らすのではないかと思う
  • 向こうから歩いてくるおじさんが、すれ違いざまに無言で包丁で刺してくるのではないかと思う
  • クレーマーの相手をしている夢を何度も見る

 この辺が去年ぐらいまであった症状です。最近では、

  • 報道等で(予測できない場面で)前職の職場のある地域名を目にすると食欲が止まる、当時のことを次々に思い出して恐怖する

 という症状があります。

 

 というか、労働すること、雇用されること自体を「災害」みたいにとらえている部分があります。「働くと必ず私はひどい目に合う」と思ってしまいます。実際、新卒ブラックから零れ落ちて以降の人生がその繰り返しでしたので。

 厚労省のサイトには載っていませんでしたが、「ショックなできごとに遭遇してから時間が止まっているように感じる」というのもPTSDの特徴だそうです。私は年齢的にはしっかりみっちりおばさんですが、気持ちは常に新卒です。就活(バイト、派遣、契約社員)のときは完全に新卒モードで、「何でもやります!やればできます!やる気元気イワキ!」みたいなことを調子よく言ってしまいます。

 就職活動というのは労使双方にとって最適なお相手を選ぶお見合いみたいなものであるはずなのに、とにかく採用されたい一心で頑張ってしまう。こちらにも選ぶ権利がある、ということはすっかり忘れてしまっています。で、結果的にとんでもない無茶ぶりにも応えてしまうことになります(今思い返すと、その給料でその仕事……?みたいなのが結構あります)。

 その結果、疲労困憊しながら向いてない仕事をこなすことになり、きっちり応えても心に残るのは疲労感のみで、達成感はゼロです(正社員のように結果がお給料に反映されれば違うのでしょうけれど)。そんな感じで10年ほど過ごしていたら、再び精神の沼に落ちてしまいました。なんだかもう、働こうという気力が残っていないような気がします。

 

 今の自分の状態は労働に対するPTSDなんじゃないか、という話を医師にしたところ、我が意を得たり的な感じで頷いていたので、あながち間違いではないと思います。PTSDの回復には、自分への信頼と世界への信頼を取り戻すことが必要だと本に書いてありました。なるほどなぁ、と思いつつ、それができたら苦労しねーわ、とも思いつつ。