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メンヘラおばさんの日常

就労移行支援に通って1か月が経ちました

 お久しぶりです。メンヘラおばさんです。

 就労移行支援施設に通い始めて1か月弱経過しました。週に3日しか行ってないし、通院の日は休んだりするので、実質半分以下の日数しか行っていませんが、とにかく1か月経過しました。

 今回は、就労移行支援でどんなことをしているのか、利用してみての感想など書いてみたいと思います。

 

就労移行支援って何するの

 私が通っているところは、9時半から朝礼が始まって、12時から13時がお昼冶済みで、15時には終礼です。実際には9時ごろには事業所に着いて準備していますし、さあ帰ろうとなるのは15時半ぐらいになります。拘束時間としてはバイトやパートぐらいの長さがあります。

 就労訓練は、午前と午後で違うプログラムが振り分けられます。午前のプログラムの前に「午前の目標」みたいなのを決めて、同じプログラムの人たちと一緒に行う「グループ朝礼」という場で発表します。で、指定された時間になるとスタッフとマンツーマンで「振り返り」を行います。グループ朝礼で宣言した目標が達成できたかどうか、できたorできなかった理由は何か、その他スタッフから見て良かった点や悪かった点、などを5分ほど話します。全員分の振り返りが終わると「グループ終礼」をして、使った道具などを片付けてお昼休みに入ります。昼休み後は違うプログラムになりますが、訓練の前後には午前と同様に「グループ昼礼」「振り返り」「グループ終礼」が行われます。実質、訓練をしている時間としては午前2時間、午後2時間といったところです。

 なお、訓練が進んできた(就職が近い)人には、施設外就労というプログラムもあります。その名のとおり施設の外で短時間働いて、また施設に帰ってきます。上級者になると終日帰ってこなくなります。

 

どんな訓練をするの

 私の通っている事業所では、「軽作業」「パソコン」「学習」という3つのプログラムを順繰り交代で行っています。

 

軽作業

 軽作業は、まあ内職的なアレです。部品を1個作ったら何円みたいなやつです。作業個数に応じて工賃も出るらしいです。しかしB型作業所のように1日中軽作業をするわけではないので、金額的には期待しないでくださいとのこと。

 作業の速さよりも正確さとか、準備や後片付けがきちんとできるかとか、スタッフへの報告ができるかとか、そういうところを見ているみたいです。

パソコン

 まあ、普通にPCの練習ですね……。タッチタイピングとか、データ入力(ダミーデータを専用アプリに入力する)とか。あとは市販のOfficeソフトのテキストを見ながら自学自習。

 こちらもスタッフに進捗報告ができるとか、わからないところがあったら素直に聞けるとか、そういうのができると評価が上がります。

学習

 名称がざっくりしすぎだと思いますが、リワークプログラムとしてはこれがいちばんそれっぽいような気がします。ワークサンプル幕張版(MWS)というプログラムにしたがって、会社ごっこ的な作業を行います。具体的には「架空の請求書と領収書を見比べて金額ミスを見つける」とか、「架空のオフィス用品カタログを使って注文書を作成する」とか、そんなことをします。

ワークサンプル幕張版(MWS)疑似体験サイト

 

 この中に「プラグ・タップの組み立て」というのがあります。作業指示書にしたがってコンセントプラグを組み立てるというものなんですけど、この指示書が文字だけなんですね。図がないの。だから、文字情報しかなくても正確に作業ができるか、というのを見ているんだと思うのですが。

 で、時間を計りつつ1回組み立てて「できました」つってスタッフのところに持っていくと、「はい、では元通りバラバラにしてください」って言われたんですよ。

decoboco.jp 「あ、これか」って思いました。たしかに私も一瞬「ハァ!?」ってなりましたよ。またバラすんだったら、作った意味なくね?

 しかし、今度は「同じものを6個作ってください」と言われるんですよ。やっぱり時間を計りながら。つまり「1回目の経験を次にどれだけ活かせるか」みたいなことが試されるわけです。なので一応、意味はあるんですね。あと、使った部品は「教材」なので、ほかの人がまた使えるように元に戻さなくちゃいけないっていう、現実的な理由もあります。

 

 ただ、プラグタップに限らず、請求書も注文書もこれみんな教材なんで。ダミーなんで。実際に役立つことがないものを作ってる、という点では変わりないです。私のようなうつ病者は、まあそういう訓練だから仕方ないよなと思って淡々と作業できるんですけど、「それやる意味あるの!?なくない!?ってか、そんなことしかできない私の存在意義自体がなくない!?!?!?」ってなっちゃう人にはとてもつらい、と、思う……。

 

利用した感想はどうなのよ

 感想は……今のところ、ないです。

 楽しいともつまらないとも思わない。

 正直、朝起きて行くだけで精一杯です。いやー、朝7時に起きて電車に乗るのがこんなにもつらいとは思ってなかったですよ……「鉛様麻痺」とはよく言ったもので、まさに身体が鉛です……息をするのもしんどい……。

 通所した翌日は、ぐったり疲れて起き上がれず、昼過ぎまで寝ています。起きても脳全体にゼリーが巻かれたような感じで、ボーっとしています。目が(頭が)覚めてきたころには夜になっていて、ああ明日の通所の準備をしなければ、という感じです。実働時間としては4時間くらいなのに(しかもただの訓練)。

 2年ちょっと前までは、こんな生活(よりもハードな生活)をトータル10年以上もやっていたわけで、ちょっともう信じられないです。帰宅してから副業していた時期もありますし。当時の私、超人かよ。

 というわけで、身体が慣れるまでまだまだ時間がかかりそうです。次に何をするか考えるのは、その後ですね。以上、ご報告でした。