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メンヘラおばさんの日常

メンヘラさんが言われたくなかった言葉ランキング ベスト3

 普通に生活しているだけでも「そういうこと言ってほしくないなあ」と思うことを言われることがぽつぽつあって、まあメンヘラ歴の長いおばさんですから「私が過剰反応しているだけかもしれないな」と判断して何も言い返さずに放っておく、というのが通例になっているのですが、長期にわたるメンヘラ生活でそういうパターンが積み重なりすぎ、そして現在たまたま精神的に調子が悪いので八つ当たりでしかないんですが、それらの言葉をここに晒して供養したいと思う次第です。厳選して3つだけお届けいたします。

 

第3位「君は同じ高校の後輩だから絶対治してあげたいと思ってるんだよ」

 地元に帰ってきて、最初にかかった精神科の医師に言われた言葉です。

 誰がどう見ても仕事が原因で病気になったのに「思春期に問題があった、本人がいい子であるために親が気づいていない、つまり育て方が悪かった」と言い切って、患者本人である私はポカンとするわ親は泣くわで修羅場になって、治療が全然進まなくなったころにこう言われました。

 医者が患者を選ぶな。誰でも助けろ。「治してあげる」って上から目線も謎すぎる。

 即日、精神保健福祉センターに連絡してほかの医者を紹介してもらいました。

 

第2位「自傷しているときって○ナニーしているような気分なの?」

 なんと、母親に言われた言葉です。病気についてフランクに語り合える母親っぽくなりたかったんでしょうね。あまりの大雑把さにこっちは呼吸止まるかと思いましたけどね。ああ、この人何もわかってないしわかるつもりもないんだな、ってことはよくわかりましたよ。

 念のため言っておきますがそんな気分ではないですよ。また、他人に見せるためにやっているわけでもありませんから。本気でかかわるつもりがないなら最初から何も言わないほうがいいです。あなたのバカがばれるだけです。

自分を傷つけずにはいられない 自傷から回復するためのヒント

自分を傷つけずにはいられない 自傷から回復するためのヒント

 

 

第1位「メンヘラちゃんはもっと頑張って先輩たちに感謝するべきだと思う」

 はい、栄えある1位はやっぱり「頑張れ系」ですね。これは新卒で就職したブラック企業で廃人状態となり、一時的に人事部預かりの状態にされていたときに、最初から人事部に配属されていた同期の女の子から言われた言葉です。

 私、人事部預かりになって本当に驚いたんですよね。早出もなければ残業もない。12時になるとお昼ご飯が食べられて、13時までゆっくりしていられる。健康診断のデータを入力したり、来年の入社式の会場候補をまとめた資料を作ったりしていると17時半になって、帰っていいよと言われる。退社すると空はまだ明るいし、会社の周りにあるお店も全部開いてる。なにこれ、天国……?

 で、ちょっと気が緩んでいた矢先にこのようなことを言われましてですね。

メンヘラちゃんにみんな気を遣ってるのがわからない?もっと笑顔で感じよくするべきだよ。メンヘラちゃんはもっと頑張って先輩たちに感謝するべきだと思う」

 当時はやっぱり真に受けて「そうなんだ……やっぱり私がいけないんだ……」と思って何も言い返すことができませんでしたけど。今ならたぶん言える。このように。

 

「じゃあお前が私のかわりにあの部署で働いてこいやあああああああ!!!心配すんなよ18時からが本番だからまだまだ働けっぞ!日付変わっても地下鉄は動いてるから帰りの足も心配すんな!研修なんかもともとないから何も知らずに飛び込んでも大丈夫だ!!頑張りが足りなくて周りに迷惑をかける私のかわりに、頑張り屋で愛想が良くて気配りができる超絶有能新人のお前が働いてこい!!さあ今すぐ行けやあああ!!!」

 

 まあ、「メンタルがアレで一時的に預かっている社員」に対して「頑張れ、頑張れ♡」って言えちゃう人間を人事部に配置したっていう時点で、会社の質が知れますけどね。

 

 以上、長いメンヘラ歴の中でも、思いだすと未だに拳が震えてくる言葉3選でした。