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メンヘラおばさんの日常

精神科デイケアを見学してきました

 こんにちは、メンヘラおばさんです。

 今日は9時半に目が覚めました。現在の起床時間は日によってバラバラです。何も予定がないのに6時に起きたり、起き上がる気力がなくて気づいたら14時過ぎてたりすることがあります。前日に何かをして疲れたからとか、寝つきが悪かったからとか、そういうのは全然関係ありません。早起きできた日は調子がいいとか、そういうこともありません。朝6時に起きたのに、具合悪くて日中ずっと寝てたりする。意味ねえ。

 どこか強制的に通うところがあれば改善するかもしれない、と医師に相談したところ、「○○クリニックでやっているデイケアは、仕事に復帰することを目的にした内容で、良いらしいです」と教えてくれました(私が通っているクリニックにデイケアはない)。

 このたび、いわゆるお手帳を取得したので、見学に行ってきました。

 ……ですが、リワークプログラムを受けられるのは「現在休職中の方のみ」なのだそうです。会社に在籍していて、戻れる場所のある人しかダメなんだそうな。マジかよ……そんな恵まれた人がこの非正規雇用だらけの地域にどれだけいるんだよ……っていうかお手帳関係なかった……。

 

 というわけで、同じ病院が開催している、リワークじゃない普通のデイケアを見てきました。私が行った日は「DVD鑑賞の日」だったそうで、15人くらい集まってハチクロの実写映画を観ていました。ハチクロです。ハチクロです。ハチクロ……。

 こちらのデイケアは週に4回開かれており、最初に医師と面談して、週に何回、何曜日に来るかを決めます。あくまでも医療プログラムなので、決めた日には頑張って来ないといけません。だいたい10時前後からゆるっと始まって午前のプログラム、お昼ご飯を食べてだらっとしてから午後のプログラム、帰るのは16時ぐらいになるそう。

 ちなみに費用は、自立支援を使って1日820円だそうです。1日820円……820円払ってハチクロ……820円払ってハチクロ……。

 

 ほかにも日によって料理やスポーツ、ゲームなどのプログラムがあります。気になったのは、毎週固定の時間に開催されるSSTというプログラムです。

e-らぽ〜る|EBM|生活技能訓練(SST)の実際とその効果(PAGE 1)

生活技能訓練(Social Skills Training; SST)は認知行動療法のひとつで、精神科における強力な心理社会的介入方法です。1994年に「入院生活技能訓練療法」として診療報酬化されて以来、普及が進みました。安西ら(2004)によると、SSTを実施している施設数はわが国で増加し続けており、2002年調査では全国361施設で実施されていると報告されています。

 

 実際にどういうことをするのか探してみたら

http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/040400/050301/documents/270827SSThaifu2_.pdf

 ……………。

 うん。これは、いらんな……。苦手な職場に過剰適応してうつ病になった人間に、ソーシャルスキル訓練はいらんな……。

 

 というわけで、精神科デイケアの説明を小一時間受けてきたわけですが、感想としては「これじゃない」でした。実際、現在通われているメンバーは統合失調症の方が多く、プログラムを組むときはどうしてもそちらに合わせた内容になってしまうところがあるようです(ほかの病気で、生活リズムを正す目的で通所している方もいます、とは言われましたが)。

 また、あくまで医療プログラムなので、最低6か月は通所が必要、と言われたのもネックでした。1日820円×週x日×6か月……無職無収入の身でこれはつらい。こちらとしては、朝起きられるようになって体力がついたら即退会する気満々だったので……。

 

 診察日に、見学した結果を医師に伝えると「それはたしかに違う感じですねー」と言われました。しかし、見学に行っただけでぐったりしたことを伝えると、「就労はまだ考える段階じゃないですね」とも。

 次は、市が委託している事業所を見に行ってみようと思います。これは医療プログラムではないので、いつ誰が行ってもいいですし、何か月通わなければならないというのもないし、費用も実費程度ですみそうです。

 

 それにしても820円でハチクロ……。せっかくだから「カッコーの巣の上で」とか観たらいいのに……。

 

カッコーの巣の上で [DVD]

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