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メンヘラおばさんの日常

キモくてカネのないおばさんは何を着ればいいのか

 こんにちは、メンヘラおばさんです。

 Twitterでよく「キモくてカネのないおじさん」というワードを見かけるのですが、メンヘラおばさんは間違いなくキモくて(メンヘラだもの)カネのない(無職だもの)おばさん(おばさんだもの)です。

 「キモくてカネのないおじさんを如何にして救済するか」という話題は一部方面で盛り上がっていると思いますが、ついでに「キモくてカネのないおばさんを如何にして救済するか」についても、ぜひ取り上げていただきたく存じます。婚活市場なんかとっくに降りてるし、仕事しようにも清掃とスーパーのレジ打ちとおかきの選別くらいしか選択肢がないんだぞ。それで無駄に四大とか出てると面接ではじかれるぞ。さあ救済だ、救済してくれ。サンキューお野菜キューサイの。

 

 ……とまあこんな感じで怨嗟は尽きないのですが、とりあえずきょうは見た目の話をします。

 それはとても暑かった夏の日。涼を求めて近所のショッピングセンタにフラフラと入りこんだメンヘラおばさんは、店の鏡に映った自分の姿を見て愕然としました。それはたとえるなら「ちょっと気分転換……とか言い訳しながら修羅場を抜け出し、ヨロヨロとした足取りでコンビニに来た、締め切り前の漫画家」みたいな姿でした。

 な ん だ こ れ

 

 マジでちょっと呆然としましたね。周囲を見回して同年代の女性を探しましたが、みんなちゃんとしています。年齢的に子連れの方が多く、子どもの全力ダッシュに対応できるようにカジュアルな服を着ているのですが、それでも全然だらしなくなくて、隙がなくておしゃれです。

 再び鏡に目を戻すと、そこに映っているのはやっぱり、「ちょっと気分転換……とか言い訳しながら修羅場を抜け出し、ヨロヨロとした足取りでコンビニに来た、締め切り前の漫画家」でした。

 な ん だ こ れ

 

 それからサロンに通うようになったこともあり、「ちゃんとして見える服を着よう」をテーマに服を選ぶようになりました。油断するとまたヨレヨレの漫画家スタイルになってしまいます。とにかくきちっと見える服、白黒紺グレーで揃えて……揃えて…………。

 

 葬 式 か

 

 という感じで悶々としていたのですが、先日救世主を発見しました。 

日経WOMAN 2017年 10月号

日経WOMAN 2017年 10月号

 

「20代、30代、40代」

「最小限の服でオシャレに見える!」

「ムダなお金を使わない!通勤コーデ」

「着ない服がゼロになる!骨格診断BOOK」

 

 これだー!これだよ私が求めていた情報は!!

 

 特にためになったと私が感じたのは、20代、30代、40代と年代別に分けて1週間の着回しを紹介するページです。20代ー30代、30代ー40代って、はざまにいると特に何着ていいかわからなくなるじゃないですか。でもここを見ると、「30代に求められる雰囲気」「40代に求められる雰囲気」がどのようなものかが、なんとなくわかるようになります。

 今流行のびろんびろんしたトップスとかも使われているので、全部真似して買うつもりはないですが、買おうと思えば買えます。だって全部ユニクロだから。

 

 あとはやはり骨格診断BOOKが良いです。診断によると私は「ウェーブタイプ」なのですが、持っている服の多くが「ナチュラルタイプ」や「ストレートタイプ」の人向けのものでした。そもそも体型に合わない服を着ているから、ひんそーなのがさらにひんそーに見えていた……というわけです。そりゃー、ヨレた漫画家に見えるわけだよ。

 

 ちなみに、この雑誌で紹介されている服はほとんどユニクロとかGUなので、カネのないおばさんでも安心して読むことができます。内面のキモさはどうにもなりませんが、見た目のキモさはどうにかなるかもしれません。とりあえずクロゼットを見直して、今後の方向性について熟考したい所存です。

 

服を着るならこんなふうに(1) (カドカワデジタルコミックス)
 

  このマンガ、女性用バージョンも出してくれないだろうか……私もかわいい妹にダメ出しされたい……一緒に買い物行きたい……。