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journal

メンヘラおばさんの日常

大人のひきこもりが外出するとき

 前のエントリの続きになります。

 ひきこもりおばさんにも、月に何回か予定が入る日があります。主に通院、なにがしかの手続、数少ない友達からのお誘いなどのためです。こういうときは大変です。何が大変かというと、

  • 当日持っていくものを全部見えるところに出しておく。
  • 乗換案内アプリで電車の時間を確認。何かあるといけないので最低でも15分は早く着くように計算する。
  • さらにその電車に乗れるように、起きる時間を決める。何かあるといけないので最低でも2時間半は前に起きておきたい。
  • さらにさらにその時間に起きれるように、目覚まし時計を何時に鳴らすか考える。1度では起きられないので、最低でも30分前から鳴るようにしておく。
  • 以上のことを当日の3日前ぐらいから考えているし、起きる時間を少しずつ早めて調整する。

このような準備が大変なのです。

 そして当日。

  • 駅のホームで待つ時間が最小限ですむように計算して家を出る。前日までにICOCAカードにお金をチャージしておくのを忘れずに。急に電車が遅れると涙目になる。
  • 電車では必ずトイレのある車両に乗る。いつでも逃げられるように(何から?)通路側の席を確保する。
  • 乗車中は心拍数が上がって冷や汗が出てくる。乗り慣れない路線や地下鉄では1駅ごとに降りたこともある。
  • 駅に着いたらトイレに駆け込む。これで余裕をもたせていたはずの15分はすぐ過ぎてしまう。結局、約束ぎりぎりの時間に着くことになる。誰かと会うときはもれなく「顔色が悪いけど大丈夫?」と言われる。
  • 外出時間は3時間から4時間が限界。でも「そろそろ帰りたいんだけど」がなかなか言えない。会話の反応が鈍くなるので相手が察してくれる。
  • 帰りの電車で頓服を追加して、よろけながら帰宅。夜まで寝込む。

 ……こうして見ると、やっぱりちょっとおかしいですね。準備へのこだわりも当日の行動も、やばい人にしか見えない。

 

 パニック障害(広場恐怖)なのかな、と思って心理関係の本を読むと、曝露療法という言葉が出てきます。あえて苦手な環境に身をおいて、「思ったより怖くないじゃん!」という経験を積み重ねて克服するというやり方です。

 よっしゃ私も、と思って何度か試みたのですが、「思ったより全然怖いしむしろ死にそう」という経験が積み重なっただけでした。通院している病院の先生にそれを話すと「そんなに疲れるならやっちゃだめです」と叱られました。

 ひきこもりおばさんが普通に外出できる日は来るのでしょうか。