コミュニケーションで詰む原因
コミュニケーションに悩み過ぎたので、相談員さんに相談してきました。
サロンでは1人1人に担当の相談員がつきます(ケースワーカーということでいいのだろうか?)。私の担当者さんは、精神保健福祉士の資格を持つ年長の女性の方です。
相談した点は下記のとおり。
- Aさんの言葉が刺さりすぎて死にたいにゃん
- しかし刺さったと感じる自分が過敏すぎるのではないかとも思う。普通の人なら傷つかないのではないか
- Aさんに限らず、これからサロンでいろんな人に出会うと思う。今後どのように人に接したらいいのかわからない
- Aさんと話しながら心のどこかで「この人はたぶん発達障害だから適切に対応してあげなくればならない」と上から目線で判断している自分が何様すぎてヤバイ
- そもそもお友達を作りたくて来たのではないので、私としては終日無言でも構わないのだが、ものすごく話しかけられやすい
相談員さんからのお答え。
- 私はAさんの担当ではないのでどのような診断を受けたかは知らないが、Aさんが非常に物事を忘れやすいのは確かである。次に会ったときにはおそらく何を話したか忘れていると思う
- 普通は傷つかない、ということよりも、メンヘラさん自身が傷ついたと感じたのであればそのことを大事にしましょう
- Aさんと物理的に距離を置くというのが単純な対処だが、これから出会う人が怖くて警戒してしまうというのは解決すべき問題だと思う
- 上から目線で判断していると言うけれど、人は誰でも何らかの形で「この人はこういう人だからこんなふうに接しよう」と分類していると思うし、不健全なことではない。罪悪感を感じてしまうのはなぜか
- 最初の「生活時間を正す」という目的を優先して過ごせばいいと思う。話しかけられるのは話しかけやすい雰囲気があるから仕方ないかも……
こんな感じのやり取りになりました。
印象に残ったのは、私が会う人会う人に対して「たぶんこの人はこういう病名」と、心の中で勝手に推定をしている、と懺悔したときの話です。
相談員さん「たぶんこういう人だろうな、って想像して、それに合わせて対処を変えることって普通だと思うんだけど」
私「そうですかぁ~?医者でもないのに、偉そうにゲスい想像をして……」
相「ほら、そういう、ゲスいとかウエメセとか思ってしまうんですよね。別に想像してもいいと思いますよ。ハズレだったらハズレで、じゃあ違う対処にしようってなるし」
私「それとこれとは違うっていうか……」
相「たとえばAさんが発達障害じゃないかと判断して、そのことに罪悪感を持っているということなんですよね。どの辺が罪悪感なんだろう」
私「えーと……Aさんがたぶん発達障害なんだろうなと思ったら、それに対して正しい接し方をしなくちゃと思うんです。でも、私もAさんも同じサロン利用者じゃないですか。同じ立場っていうか。だから、私が上から目線でAさんに何々してあげようって思うこと自体が、サロン利用者のあり方としては正しくないっていうか……」
こ れ だ
考えてみると、「サロンでAさんと話している私」という人間には、2つの立場があるんですね。
- Aさんに対応する人
- Aさんと同じサロンの利用者
Aさんに対応する人としては、「ASDに理解を持ち適切に対応する自分」でありたい。しかし、サロン利用者としては「疾患で人を判断せず、誰に対しても平等に接する自分」でありたい。この2つの願望がバッティングするんですよ。
1の立場で「正しく振る舞おうとする」と、2が実行できない。逆に、2の立場で「良い利用者でいようとする」と、1が実行できない。1の立場でも2の立場でも優等生でいようとするから、自分の中で「これは正しくない」が発生するんです。要するに「みんなに良い顔しようとする」から破綻するんですよッッッッッ!!!これいつものパターン!!!!なんでお前はいつもいつもこうなんだッッッッ!!!!!
……というわけで、得られた結論を相談員さんに伝えたところ「その気持ちわかる……」と言われました。「相談員として冷静に話を聞いて対応すべき場面はあるんだけど、それを同じ1人の人間として受け止めたい気持ちもありつつ、でも流されちゃいけないっていうか……そういうことが結構ある」とのことでした。わかる……。
結局コレという解決策は見つからなかったんですが、「みんなに良い顔しようとするから破綻する」という原理が脳から出てきたことはとても有益でした。これまでにも「会社から評価される良い社畜でいたい」とか「正規社員に睨まれない良い非正規社員でいたい」とかいう気持ちを優先して、「寝る暇と食う暇をよこせゴルァ」とか「非正規は正規の奴隷じゃねえぞゴルァ」というド怒りを抑えつけてきた結果が今の病態ですからね。同じ過ちを何度も繰り返している……。
お盆休みも終わってまたサロン通いを再開する時期ですが、まあなんというか、うまくやっていきたいものです、はい。